水島製作所では、もともと110mm幅のNJSピストフレームを製作する予定はなく、当然ながらNJSへの登録も行っておりませんでした。
しかしながら、私自身が110mm幅に大きな可能性を感じ、
リスクを承知のうえで、110mm専用のジグを一から製作し、改めてNJS登録を申請する決断をいたしました。
実は先日、NJSフレームビルダーの会議が開催され、
その場では「110mm幅の製作は、可能であれば控えてほしい」との通達がございました。
現在、110mm幅を使用している選手は全体のわずか約2%にとどまっており、
予備ホイールの確保が難しいという課題があるとのことです。
とはいえ、110mm幅には明確なメリットもあります。
たしかに剛性はやや下がるものの、その分、空気抵抗を大きく軽減できる点は見逃せません。
特に、フレームサイズが約520mm以下の小さめのサイズであれば、剛性低下の影響はほとんど感じられず、
むしろ競技上の大きなアドバンテージになると私は考えております。
小さな工夫と積み重ねが、勝利への一歩につながると信じています。